続いて総合運動公園駅.2面4線で上下線とも待避ができる駅構造となっています.線路はこの駅の新新静岡方でJR東海道線をオーバーパス.地下通路を通って駅の外に出ますと,曲面と銀や灰色系統を多用した近未来的な駅舎がありました.さもすれば無機質で味気のないものとなってしまいそうなところ,駅前に植えられた樹が彩りを与えてくれます.
ナツタビ2011(3)-静鉄、恐るべし |
2日目.ホテルをチェックアウトしたその足で静岡鉄道の新清水駅を目指します.歩くこと10分.平屋建ての駅舎が町並みの中に現れました.丁度新静岡からの電車が到着したところで多くの人々が駅から出て来ます.驚くべきは独自のICカードを導入していること.LuLuCaというネーミングも洒落ています.筆者も地元住民宜しくPi,と改札をスル―したいところでありますが,残念ながらSuicaは非対応です.(ちなみにTOICAも非対応,ICOCAは使えるのに.) |
乗り込んだ電車は1000系.東急車輌で製造されたものです.会社自体も東急が筆頭株主ですから訳ありません.程良く座席が埋まったところで発車.途中JRと併走しながら走って狐ヶ崎に到着..駅名が気になるので降りてみます.動物の名前が入った駅は数あれど「狐」がついた駅は全国を探してもここくらいなものでしょう.次の電車はすぐに来ますが(朝夕は5分,日中は6分間隔という恐るべき高頻度運転)少し周囲を歩いてみます.駅を出てすぐのところが丘になっており,その上には…ジャスコ.かつてここにあった「狐ヶ崎ヤングランド」が駅名の由来なのだそうです. |
続いて総合運動公園駅.2面4線で上下線とも待避ができる駅構造となっています.線路はこの駅の新新静岡方でJR東海道線をオーバーパス.地下通路を通って駅の外に出ますと,曲面と銀や灰色系統を多用した近未来的な駅舎がありました.さもすれば無機質で味気のないものとなってしまいそうなところ,駅前に植えられた樹が彩りを与えてくれます.
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新静岡へ.新清水のような小ぢんまりとした駅があるかと思えば大違い.東京のターミナル駅かと見まごうばかりの巨大なビルヂングがどどんと構えていました.その名もCenova.今年の10月にオープンするそうで,内装工事の真っ只中でした.この1階からたった2両編成の電車が発車するのです.地方鉄道に分類されるものの静岡鉄道,侮れません.
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新静岡より折り返し長沼で降ります.長沼工場と鉄道営業所があるここはこの路線の中核と言っても良いでしょう.下りホームから見る構内は実に広大です.留置線,洗浄線,検修線と併せて8本あり,写真のように電車庫が2棟(三角屋根というのがいい)自動洗車機―両脇のもふもふがぐるぐると回るアレです―まで備えられています.更にはデワ1形という電動貨車が動態保存されているのですから実に魅力的な場所であります. |
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