ナツタビ2011(2)
…身延線各駅訪問つづき〜本日の終着点へ.

 
身延から下り電車に乗ります.車両はまたも2600番台(ロングシート車)トレッキング帰りでしょうか,リュックサックを背負った人が目立ちます.大方甲府まで行くのでしょう.JR東海さんも中々ご冗談がお好きで.次の訪問駅は下部温泉.文字通り下部温泉の最寄り駅で,1キロ弱のところに温泉街があります.駅前にはご覧のような土産物屋があったりして鄙びた雰囲気.

さて,この駅で降りたのは写真の建物が見えた為です「湯之奥金山博物館」というそう.昔々この辺りでは金が採れたそうで.もっとも筆者はこういうモノを見ると「カネ」のニオイを嗅ぎまわる癖があります.そらそら出ました「国民保険温泉地整備事業」―きっとこの施設も「補助金貰ったから,何か建てなきゃなー」という発想で造ってしまったのでしょう.ちなみに,入館料は1000円.砂金採りもできます.

 
上り電車に乗り富士を目指します.ようやく3000番台.ボックスシートに1-2人づつ座る程度の混み具合です.身延を過ぎると富士川が車窓に現れるようになります.それに沿って走る線路は,急曲線の連続.最新鋭の313系電車も速度を落とし,車体を軋ませながら進みます.

西富士宮の手前から市街地に入ります.1面2線,橋上駅舎の西富士宮からは大会帰りらしいテニス部員で車内は混み始めました.途中柚木に停車した際に「静鉄にも柚木ってなかったか」と目の前に座った二人連れが言っていたので,清水かそこらから来た人々のようです.富士宮から先は複線となり,高架上を走る区間も.これは沿線の人口増というよりも某信者の輸送強化のために行われたものの模様.そうかそうか,と納得.

富士に到着.これにて身延線全線完乗です.駅舎を撮影した後,東海道線の下り電車に乗ります.ここから本日の最終目的地である清水までは20分と少し.車内は会社帰りらしい人が目立ち,座席は全て埋まっていました.

清水に到着.さくらももこの出身地であり,代表作ちびまるこちゃんの舞台であることはいわずもがな.駅の中にもキャラクターを色々とみることができました.南側に出るともう港.ナトリウム灯のオレンジ色に鈍く光るタンクに停泊中の中型船.汐の香りが漂います.この日の晩は駅前のホテルに投宿.

つづき:ナツタビ2011(3)

モドル

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