ナツタビ2009(8)

八高線で八王子に出る。ここからハマセン…いえ横浜線の乗り潰しを始める。
相模原の辺りに米軍の施設があったこと以外、車窓は南武線と似たり寄ったり。日除けが下ろされてしまっていて観察どころではなかった。客の動きも南武線に似ていて、乗り換え駅である町田や長津田で入れ替わっていた。逆に違いと言えば島式1面2線の駅が多かったことか。


東急東横線の乗換駅である菊名で下車。ここで降りて横浜を目指す人が多いのか,皆改札を出ると東急の方へと向かって行った。もっとも,横浜線の出口はここだけで,東口側に抜ける人が東急線の通路を通って行くとも受け取れる。両出口側も非常に狭く,バス停こそあれ肝心のバスが入って来られるかどうか心配になるような具合であった。

カーブ上にある島式1面2線のHEより。横浜線100周年記念のHMを取り付けた車両が来た。かっての103系に付いていた誤乗防止のHMをモチーフにして作られたのだろう。

続いては大口。西口と東口がそれぞれ独立している。写真は西口。
先程の菊名とはうって変わって広々としたロータリの中央には何故か蘇鉄が植えられている。画面右には餃子の王将があり,実に香ばしい匂いを漂わせていた。しかし,今回はチェーン店の飯は食べないというルールを定めている為パス。

大口から一駅,東神奈川に到着し横浜線完乗。本日これで4路線目。通算7路線目の完乗。
横浜線と言いながら横浜に到達しないのは変な感じがする。島式2面2線で2.3番線が横浜線,1.4番線が京浜東北線というのが基本らしい。

東神奈川からエライ混み具合の京浜東北線南行で一駅、横浜に出た。東海道本線に乗り換え茅ヶ崎を目指す。そこそこの混み具合。既に帰宅時間か。

首都圏西部縦断、復路は相模線を使うことにする。
車両は205系とは思えない205系。ただこれは顔だけの話で中身は埼京線の205系によく似ている。違いと言えばドアチャイムの有無か。

相模線は少し前まではキハ35が走る地方交通線だったとがどうとか。「それでも宅地化されているんだろう」と周囲を見ても真っ暗である。駅はほとんどが島式一面二線。そのほぼ全てで交換がある。この交換の多さが単線でありながらほぼ10分間隔の、悪く言うと無理をしてパターン化できないダイヤを実現しているらしい。橋本に到着し完乗。今回の旅の乗り潰しは実に上手く行く。首都圏だから効率がいいのは当然か。

T23/2070T。
横浜線で八王子へと戻り、中央線で新宿を目指す。「これが中央線か!」と言わんばかりの空きよう。すぐまたこの道を戻るのだけど、何とはなしに窓の外を見てしまう。真っ暗だけど。三鷹で目が釘付けになる。またまたの201系H4編成。まったくもってどうかしている。本日これで4度目。

新宿に到着。利用することは間々あるが全て駅の中で,駅の外に出たことは余りなかった。
ましてこんな夜に駅の外に出ることはなかった。この夜に来たことで今までは感じることのなかった新宿駅の巨大さがありありと分かる。この地点からカメラを右に振って歌舞伎町方面を見ると眩いばかりのネオン。ここばかりは景気がよい。

201系H4編成を待つ。時刻は23時を過ぎ,緩行線を快速線電車が走る時間。どちらに来ても良いような場所にいると14番線に入線してきた。41T=廃車回送のイメージがある為心臓に良くない。

ナツタビ2009(9)

いい日旅立ち