ナツタビ2009(4)

新潟に到着。もう暫く来ることはないと駅前に出る。
各種メーカーのロゴが輝くビックカメラを背に人っ子一人いないバスの発着場を見る。撮影後は特に危険な感じもしなかったので横切ってやった。

「時間の限り乗る!」が流儀の筆者はここで白新線に向かう。新潟と新発田を結ぶのだから両方の頭の文字を取って…とは行かなかったらしい。白というのは新潟市内にある白山から取っているのではないだろうか。しかし「新」の字を新発田に持っていかれた新潟の心境やいかに。

下りの白新線電車は混雑していた。座席は全て埋まり立ち客が1車両ざっと20人はいる。客層は会社員や学生がざっと7割方を占めているようだ。
東新潟にはすぐ着くだろうと踏んでいたが、5分ほど走った。この駅を過ぎて立ち客は筆者を含め3人にまで減った。新発田に近付くにつれ客が1、2と減っていく。増えることはない。新発田に到着し白新線完乗。これで本日は3路線を完乗したことになる。

白新線下り最終電車を待っている人は意外と多かった。しかしこれからMLに乗るという風の人は数える程だ。 やって来たのは新新潟色の115系。何とまぁ、座席モケットの色が違うのと扉側の風避けに「りんどう」が描かれていないこと以外は長野の更新車と瓜二つ…と書いて、網棚の違いに気付いた。

新潟に戻る。4番線には既に国鉄色の485系が停車中。ご存知ムーンライトえちごである。
「アオハルシーズンでもそれ程混まない」とは聞いていたが見て納得。座席の5、6割しか埋まって
いない。高速バスという大敵が存在するが為か。

シートは背側は勿論、座面も動くタイプである。ML乗車恒例となった深夜ロケは今回も敢行。車両が車両なだけに音鉄、これを録らないことにはオチオチ寝ていられぬ。2号車のデッキはこれでもかっ、と言いた気な広さ。昨日壁にへばりつくようにして録った583系の3倍はある。換気扇の音が若干気になるが、まだ許容範囲だ。
ナツタビ2009(5)

いい日旅立ち