ナツタビ2011(6) ひたちなか海浜鉄道とMMM‐みなとメディアミュージアムをみにゆく |
3日目の朝.ふと窓の外をみると旧型気動車が上っていくのがみえました.この日は平日,朝のラッシュのみの運用であると予測し折り返し列車を狙いました.運良く線路に沿って伸びる道があり,更には光線条件もよくて,ご覧のように写真に収めることができました.(若干日の丸気味だが…) |
宿をチェックアウトしその足で日工前へ.丁度良く上り列車がやってきたので乗車し勝田へ向かいました.ここの中間改札で1日フリー乗車券(800円)を購入します.このフリー乗車券,1000円を切っていること,全線往復よりも更に割り引かれていることからお得感は非常に大きい.ところで券面にあるMMMとは…? |
折り返し下り列車に乗り,ひたちなか海浜鉄道の旅の始まりです.まず降りたのは平磯.長い長い6両編成分のホームがある駅(かつてはここに国鉄からの急行「あじがうら」が乗り入れていた)を後にして,朝の光が降る中坂を下って行くと,古い建物の並ぶ町並みがありました.一歩路地に踏み込むと石積みの蔵も. |
平磯海水浴場.写真の中央,海にぷかりと浮かぶ赤い物体は「くじらの大ちゃん」という遊具なのだそうで,例の津波の際は浜に打ち上げられてしまったそうです.海水浴場全体を見渡しても,ご覧のように閑散としています.今年は地震,津波そして原発事故の風評被害をまざまざと見せつけられました. |
隣の殿山まで歩きまます.道すがら瓦の崩れた家や,基礎しか残っていないブロック塀を目にすると,改めて震災からまだ半年しか経っていないことを思い知らされます. さて,殿山は周辺に比べ1段低い場所に駅舎とホームが.そこに下りていって筆者が注目したのは電鐘.通常これは踏切等で用いられるものですが,ここでは列車接近(しかも上り専用)を知らせるものとして用いられています.「もう使われていないんじゃないか」と不安になりつつ収録をしていると,突然チンチンチンチン….上り列車がやってきました. |
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