ナツタビ2007! その15
まずはホーム上より800形。
四国松山,伊予鉄道からやって来た車両。吊り掛けらしい顔つきもそのまま
いい音を立てそうですが,車庫で昼寝の最中。
続きまして700形。
近江鉄道から来た車両。ルーツを辿れば1928年にされた
電動貨車デユワ101。当然ながら吊り掛け車。現在は予備車的。
上の800形と共に昼寝中。
↑の後ろについていたのはユ101。ワム80000形ワム183983号が種車。
同名NHK連続テレビ小説にちなんで「澪つくし」の愛称がつけられている。
運行は…されているのか?

ラツラツラッラッ,ラビットスクータ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
富士重工業が製造したスクーターで排気筒は180cc。かの名車スバル360の元ともなった
その現物にここで遭遇。
形状を見る限りは30年代モデルかと思われる。
忘れてはならないのがこちらデキさん…デキ3.
Made In Germanなんて聞くとSIEMENSをとっさに思い浮かべ,更にミファソラ…と発想を展開
する太田でありますが,こちらの汽車はアルゲマイネという会社の製造で,
元々は炭鉱で活躍していたそうな。
何よりの特徴はその車体の小ささ。国内狭軌路線の電気機関車の中では一番の
小ささだとか。

この小ささで客車2両を牽いている写真を見かけるが,そんな姿を一目でも
お目にかけたいもの。

磨き上げられて黒光りするRを描いた車体,ピューゲルから伸びる紐。
古典的ながらも今にも走り出しそうなこの雰囲気,やはり写真で見るよりも
可愛気や実感があります。

ホームへと戻ると,銚子らしい風景。
醤油工場をバックに車庫があるのは全国でもここだけかと。
工場がある,と大きく括ってしまえば岳南とか出てくるだろうけども。

プライバシーを考慮しつつ撮影を行うのが太田の基本だが,こう上手い具合に
顔が隠れている写真を撮ったのは始めてである。
「表情が見えない」と写真家は言うだろうが,ネットに流す場合はこちらの方が好都合だ。

なんてことはともかく,言ってしまえば鐵と地元の人しか降りないような小駅で,このような
光景が見られるのは変わったことである。
帰りはデハ1001で。出発時には撮れなかった順光写真をここで撮影することとする。

銚子電鉄のホームからの去り際にも向かいから多くの人々がやって来た。
「エッ!あの青い電車!?」と声を上げている学生のグループに親子連れ,
太田の好きなひなびた鉄道風景とは少し違うのだけれども,そんなのを見て嬉しくなった。
やはりひなびたとか,そういうことの前に客があっての鉄道である。

ナツタビ2007! その16

いい日旅立ち