ナツタビ2007! その11
多気から先は20:08,950C,亀山行き。
ワンマン,とある時点で既にキハ11系列と確定。仕方ない,とは思いつつも
やはり悔しい。
そして,来たのは案の定…更には1両で来るという…大して何が見えるでもない
全面展望を致しました。
阿漕に到着し,ロングシートでオッサン三人組と向かい合わせになる。
一行は,車窓には何もないので勉強…というより夏季休業課題の片付け。
それを前の彼等は関心と思ったか「やっぱり学生は偉いわな!」と。
どちらかと言うと,その次の一言が太田のツボにハマったが
「学校で習うことなんざ,こんなオッサンになつちゃ役に立たんがな

他にも,「男三人かい―寂しいわぁなぁ」と言って「わてらもオッサン3人やないか」と
仲間に突っ込まれていたり,「熊野の花火までおればいいのに」とか,文字にしてしまうと
何の面白みもないが,とにかく津までツボにハマりっ放しの,漫才的トークが続いていました。
21:04,定刻通り亀山に到着。
これをもって紀勢本線完乗,かかった時間は11時間20分,長大な旅が終了…するのは
まだ早し,これから名古屋へ向かう一行。
関西本線への階段を降りていくと「ぬ,見慣れた車輛」

…クモハ313-3015…ってオイ,ジモ車じゃねぇか
何ともまぁ,旅の真っ最中に我が中央西線を走り,日々の通学の足となっている
313系3000番台神嶺車に乗ることに。
ここはいつも決まって乗る,クモハ後ろ寄り2つ目のボックスが良かったが,
先客がおり残念。

普段は関係ないと思っている長島スパーランドや名古屋周辺の催し物の広告も,
ここでは実感をもって迫ってくる。
赤い電車―♪
名鉄との共用駅は船町などの飯田線だけ,なんて印象がありましたが,よくよく考えたら
関西本線にも存在していました。
時間と費用が許せばこれで名古屋を目指してみたいもの。
名古屋に到着。
この時間になると人は少なく,東海道新幹線の上り列車は終了,
他も表示のない電光掲示板がちらほら。
そんなところで,ラストスパートが囁かれるふじぶさ。

待っている客も客で20人いたかいないか,そんな光景がこの列車の近い将来を
感じさせました。
銭湯へ行くため,名古屋駅を出てふと上空を見上げるとセントラルタワーズとN700!
どちらも伸び行くJRCを象徴するもののように思われます。

銭湯は昨日とうって変わってレトロな雰囲気。番頭にいた女性が,また良く分からない
雰囲気で,歳も自分たちと同じくらいに見えながらそうでない感じで,
言うならばベールに包まれた,そんな人。
慌しい入浴を追え,駅へと急ぐ。が,シャッターが閉じられている。
この時間になると主要な口以外は閉じられるらしい。
メインの太閣口は大丈夫だろう,と掃除の始まった通路を進む。
かの口の方は,人がそこそこいたと言えども,やはりJRの有人の券買所は閉まっていて,
他の店も閉まっていて寂しかった。
二日目〜三日目の宿となるのはこの列車である。
ナツタビ2007! その12

いい日旅立ち