上諏訪発豊橋行544M,湘南電車は谷を行く その1
何で,この列車の写真を撮るといつも真っ暗なんだろ…。
旅のような,撮り鐵のような,そんなことの始めは823M。

ウチの駅,業務委託なんつー合理化の波が押し寄せた感の駅につき,
車掌からサインを貰うことに。
何せ本日使う切符は「JR発足20周年 青春18きっぷ」
塩尻に到着。
西線→東線への接続が最も良いと思われる432M。
早速国鉄色豊かな非更新車がやって参りました。
岡谷にて下車。続いての乗車は155М。
大八回りを直通する数少ない列車,こちらに乗って川岸へ。
走行中は,オリジナルのモーター音を収録,非常に満足の行く結果に。
川岸駅。こんな時にでもなければ来れませんので。
まずは駅舎から。
この辺りの駅としては珍しく,純木造。
駅前にあった懐かしい丸型ポスト。
横にはシルキーポストなんつう札が立っているが…アレ,丸型ポストって
誕生してからもう100年以上経つんかい。
ホームの待合室にて。
今時,こんな木造の待合室,地方私鉄にしか残っていないような…
木のベンチ,木の扉,ビシッと音を立てそうな硝子,そして朝の陽光。
塩嶺ルートが本本線となめうとも,腐れども本線の駅,整備が行き届いている
風。
東京の文字がもの凄く空しく感じられて仕方ないのは自分だけか…
駅名の由来ともなったであろう,天竜川と絡めて撮ってみる人。
本日はこの天竜川沿いを下る予定。
跨線橋中段よりホーム,駅舎を望む。
木枠でホーム屋根支えている駅ってそうないよな,ジモ駅でさえ古レール。
見捨てられた感がありましたが,まだまだこの駅も捨られたモノじゃぁない。

♪―まもなく2番線に列車が参ります…
旧広丘駅,北松本駅と同じ接近放送が流れると,上諏訪行き277Mが進入。
本日の主役,静岡車輌センターB5編成でございます。
まずはクモハ115-2065に乗車。早速録り鉄開始でございます。
MT54の唸りとともに岡谷に到着。

この枕カバー,黄土色の床,群青色のモケット,緑〜号の化粧板,
国鉄時代の空気が濃密です。
上諏訪に到着。
折り返し9:20発,544M豊橋行きが本日の旅の一大イベントかつ,
旅のメイン・テーマ。

引退前の静シス車115系湘南色で飯田線完乗,そしてそれを16回目の
誕生日に決行するというこの方。
改めて,本日の主役B5編成。
上諏訪方,クハ115-2005+モハ115-2069+クモハ115-2065,豊橋方の組成。
豊橋 FOR TOYOHASHI,湘南色との組み合わせも間もなく消滅。
まさか,この列車に乗れる日が来るとは。
早速車内へ。
車端部の進行方向右手のクロスシートを確保,木曽山脈を見て見ようという試み。

それにしても,非常に旅情感溢れる車内であります。
扇風機。JNRの文字が妖しく光る。
廃車後に卓上型扇風機に改造して売ってくれんかな…(ンなモン,普通の扇風機に
JNRマークつければ…
本日の旅の脇役陣。
駅弁やらサンドウィッチやら買い込んで,真の汽車旅を目指す予定。
(チェルシーヨーグルトスカッチを2箱勢いで買った俺って…
―3番線からは9時20分発,飯田線に入ります,下諏訪岡谷辰野伊那松島方面,
豊橋行きが発車致します。

いよいよ発車,ウィィィン,とクモハの起動音も高らかに,
544M上諏訪〜豊橋の旅がスタート。
上諏訪発豊橋行544M,湘南電車は谷を行く その2

いい日旅立ち