ナツタビ2007! 大糸線篇 その2 |
|
これぞまさしく「何もない駅」 降りたのは明らかに同じ世界の人であったし,この駅を起点に何処かへ行こう といった感じの人は一切なし。 若干広いだけの駅前に停まっていたワゴンのオッサンに,ここから車で 15分程のところにあるヒスイ峡の観光案内をされ(ワゴンはそこへ向けて 無料運行されているものらしい)しばし時間を潰す。 |
|
小滝駅舎。 色合いも悪くないし,何より無駄がなくていい。 御多聞に漏れずサッシ戸ではあるがそれもご愛嬌。 唯一残念だったのは駅入り口の鍵がかけられており中に入れなかったこと。 冬場にこの待合室を使うという想定はないのか…もしくは夏季だけの閉鎖か。 |
|
ホームへと再び出る。 片面一線の配置は,かって島式1面2線だったようで,線路跡がはっきりと確認できた かっては行き違いの必要があったのだろうが,最早,こう数時間に一本ペースの 運行となってしまえば必要外。赤錆びた砂利と構内踏切に残るレールが より一層寂しさを引き立てる。 周囲にあるのは道路のみ,先程も感じたことだがこの辺りの交通の主役は 最早自動車にあろう。少し上がったところにある苔むしたトンネルに吸い込まれたり, 吐き出されたりするものが数多くあった。 |
|
12:32,428Dが到着。車両は首都圏色キハ52-115。 車掌(厳密に言えばそうでないが実際は車掌業務をしている人)の 「全員,青春18だね」という声に迎えられるかたちで車内へ。 案の定,結構な混雑具合でロケは即座に断念。 ちょうど車輛中央に立ってしまったが為,車窓も見えず南小谷までひたすら耐える。 |
|
南小谷に到着。 今まで全く触れずにいたが,大糸線は今年全通50周年を迎えるそうだ。 昨年70周年を祝ったばかり(松本-南小谷だったか?), |
|
南小谷から,330Mに乗車。 乗車率は,そこそこ。↑からの乗り継ぎ客が殆ど,と思われたが 先行するあずさへ乗り換えた客の方が多かったようだ。 白馬,信濃大町,信濃松川,穂高と近づくにつれ客が増え, 立ち客が出る様。一日市場で交換した列車も同じ位の混みよう。 やはり大糸ユーザー多いな…。 1年振りの大糸南線,大糸北線,大糸南線については特に印象が変わったり, そういったことを感じなかったが,大糸北線については混んでいなかったことも あって,今回はゆったりと見ることができた。 気になっていた途中下車もでき,いろいろと収穫の多い今回の旅であった。 |
|
いい日旅立ち |