
須坂から、ガラガラ空き空きの列車に乗ること数分、朝陽駅に着いた。
朝陽とは随分と夢のある名前の駅である。
最も、私が降りた要因は駅舎にあったのだが。

これが、その、朝陽駅舎である。
何かのドラマのワンシーンにでも出てきそうな雰囲気である。
しかし、駅前通りといった感じの物はなく、細い未舗装の道が住宅街の中に入っていくといった風であった。


沢山貼られたポスターがかえってレトロ感を出している様に思えてならない。
そういえば、松本電鉄の新村駅もこんな感じであった。





虚脱感とは何だぞや、心の穴とはなんだぞや、終わった後の空白は
どうやって埋めれば良いのやら。

それでも、列車は来る。私の帰途。

今に終着駅、長野である。

長野に着いた、独特な匂いがする地下ホーム、銀を横たえる車輛、何処か懐かしさを感じさせるアナウンス
さて、地上に出ようか。

長野駅前。
「松本の方が都会だな」と前回来た時に思ったが、何だか今回は違う。
多分、湯田中まで行った影響であろう。

歩道にはティシュ配りのアルバイトの姿が。確かに、松本ではそう見かけるものではない。
それを差し出す彼女等、しかし受け取らぬ通行人、少々同情心を抱いたが
歳も歳で自分も素通りの人間となった。

如是姫像、ここ長野駅前の移り変わりを見てきた時代の人(仏か?)である。
しかし、何故、この長野駅前広場にこの像があるのか…。
いきなり噴出した水に驚きつつ、そう思った。

そして、駅構内へ
自動改札を久々に体験する。

今回は長野電鉄重視であったため、長野駅での撮影は最小限
正直、前回の訪問で、たかが知れているという軽視もあったのだが。
少しばかり寒いホームに14時01発、松本行きの列車は到着した。
終