
(文体変えます)
階段を下りると、独特の匂いが充満する地下,長野電鉄長野駅、ここに来たのは2度目だ。
窓口で、長電フリー切符を買う、2630円と少々高くつくが、2日間有効なのと、長野〜湯田中間の
往復料金に匹敵するから文句は言えまい。

改札を通り、ホームへと降りる
3500型が入線していた。元営団日比谷線の車輌である。
現在の長野電鉄の主力でもある。しかし、今回の私の目当ては別にあった。

階段を上り、窓口に行くや否や「あのぅ、お尋ねしたいのですが」
窓口にて退屈そうにしていた駅員さんはこの小さな季節外れ時外れ(平日)の訪問者に
快く対応してくれた。尋ねたのは「8500の運用は―」
「8500だって」「一寸、待っててね」「おぉ、今度来る電車じゃねぇ」
「兄ちゃんは11時20分の特急に乗るんなら、23分発のそれで丁度いいじゃねぇ」
▲確か、こんな会話ではあった様な気がする。何がともあれ親切にして頂いたのは事実だ。
「ありがとうございました」
お礼を言い、階段を下りる、長野電鉄の社風を垣間見た感じであった。

午前11時15分頃、それは闇の向こうから姿を現した。

本日のお目当て、8500系である。
ご存知の通り、この車輌は元々東急線で走っていたもので、もしかしたら先程の3500系とも
顔を合わせたことがあるかも知れない。
長野電鉄への入線の際にはLED取付工事などが施された。

最近は幕表示よりもこちらの方が好まれる傾向が強いが
写真に写りにくいのと、何となく感があるのとで余り私はこれが好きではない。
とは言っても、これからの時代、これから生まれる車輌は全てこれを採用することであろう。


そして、本命が登場

長野電鉄の歴史に燦然と輝く、いや、今も尚、輝き続ける名車2000系である。
この名車も来春のロマンスカー10000系の登場により過去のものとなってしまうであろう。
シャッターを切り続ける私の姿があった。

この並びもいつしか―



2000系の車内
46年もの歳月を経たクロスシートが並ぶ。正しく言うとセミクロスシートなのだが
そんな2000系のロング部を陣取る、モーター音を撮る為である。

午前11時20分、発車。
最初暫くは地下区間を走っていたが、それはすぐに終わって一気に地上に出た。
太陽の光がやたら眩しい。

窓を開ける。「カタンカタン」という音と心地よい風が吹き込む、今は10月、それでも寒いとは思えなかった。
地球温暖化の影響か、今日の天候の影響か。
それとも、もっと別の原因があったのか。

須坂に着く、先日廃車となったB編成が留置されていた。
そのうち、ここからも肌色と赤ツートンカラーの電車が消え、銀色と白と赤との電車にばかりなるのでろう。
ベル(ブザといったほうが正しいか)が鳴り、また、走り出す。ここから小布施までノンストップ、
私の未知の領域にも入る。

「パァン」
警笛が鳴った、別に保線作業をしている様子でも、線路上がおかしい訳でもない。
「サービスだ」直感した。運転をしていない方の方が私の存在を教えたのか。
その後も警笛は鳴り続け、結局小布施に着くまでに5回を数えることとなった。

小布施にて
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